むち打ち・後遺障害14級 保険会社提案額から100万円増額 (争点:慰謝料・逸失利益・過失割合)

事故状況

 Aさんは,バイクに乗って走行中,丁字路を直進しようと進行していました。
 Aさんの対向車線から来た,自動車が右折をしようとし,Aさんに衝突しました。

弁護士の活動

 Aさんは,治療が終了し,後遺障害14級を認定され,相手方保険会社から賠償額の提案を受けていました。
 しかし,Aさんは,その提案額が妥当であるのか,弁護士に確認したいとの意向で,法律相談にいらっしゃいました。

 弁護士は,Aさんから事情をうかがい,提案額よりも増額が見込めると考えられたことから,Aさんから依頼を受け,相手方保険会社との交渉を開始しました。

 まず,過失割合について,相手方保険会社からは,Aさんに,15%の過失があるという提案でした。
 確かに,基本的な過失割合は,バイクの運転手側に15%の過失が認められる事故状況ではあります。
 しかし,Aさんに,詳細に事故状況をうかがったところ,Aさんのバイクの方が明らかに先に丁字路に進入しており,事故の回避が困難であったこと,相手方が後部座席の方を見ながら運転しており,前方不注視の程度が大きいことを根拠に,過失割合減少を目指し交渉を行いました。

 弁護士が粘り強く交渉をしたところ,Aさんの過失割合は,5%減少し,10%の過失割合で示談をすることができました。

 さらに,傷害慰謝料,後遺障害慰謝料や逸失利益の増額交渉も行い,いずれも大幅な増額を得ることができました。

弁護士のコメント

 相手方保険会社との話合いで,過失割合が問題となる場合,交通事故の抽象的な状況をベースにした,原則的な過失割合の提案しかされないことが多いです。

 そのため,その事故特有の具体的な事情が考慮されていないことがよくあります。
 弁護士は,過失割合を有利に修正できそうな事情があるか,丁寧に,具体的な事故状況をうかがいます。

 本件でも,具体的な事故状況と,Aさんにとって,事故の回避が困難であったこと,相手方の過失の程度が大きかったことを主張し,過失割合を有利に修正することができました。